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MVNO(格安SIM)でテザリングするなら…
テザリングは、外出先やWi-Fiのない環境でも、スマホをWi-Fiルーター代わりにして、PCやゲーム機をネットに接続させられる便利な機能です。
テザリングを日常的に使っているけれど、MVNO(格安SIM)でもできるのかどうか疑問な方は多いですよね。
「テザリングは頻繁に利用する」「もしものために必要だ」という方だけでなく、「ないよりはあったほうがよい」「もしかしたら使うかもしれない」という方のためにも、MVNOでテザリングする際の重要なポイントをシンプルに解説します。
また、快適にテザリングができるMVNOも紹介します。MVNO選びに迷っている方は参考にしてください

MVNOでテザリングする際のポイント
基本的に、どのMVNOでもテザリングは可能です。
しかし、ドコモ系MVNOとau系MVNOでは、テザリングに対応している端末(スマホ)が異なる点には注意しなければなりません。
テザリング利用不可のパターン
- ドコモ契約のAndroidで、ドコモ系MVNOに乗り換える場合
SIMロックを解除しても不可です。
(※可能な端末もあります。各MVNO公式サイトで要チェック)
- iPhoneで、au系MVNOに乗り換える場合
(※現在UQmobileのみ可能となっています)
- マルチキャリア非対応のSIMフリー端末で、au系MVNOに乗り換える場合
テザリング利用可のパターン
- iPhoneまたはSIMフリー端末で、ドコモ系MVNOに乗り換える場合
- au契約のAndroidで、au系MVNOに乗り換える場合
- SIMフリー端末で、au系MVNOに乗り換える場合
(※ただし、マルチキャリア対応端末である必要があります)
- iPhoneで、UQmobileに乗り換える場合
テザリング不可のパターンに当てはまっていなければ、問題なくテザリングが利用できます。
ドコモ契約のAndroidでのテザリングは、MVNOのSIMが対応していないため、利用不可です。ですが、最近のドコモAndroidは、MVNOでもテザリング可能な端末が増えています。お持ちの端末がテザリング対応しているかどうか、事前にMVNOの公式サイトで確認しましょう。
テザリングが快適に利用できるMVNO選びのコツ
テザリングは非常に便利ですが、データ通信量を膨大に使う点には注意が必要です。プラン選択を誤ると、あっという間にデータ容量を使い切ってしまうことになります。
適切なプランのあるMVNOを選ぶことで、そのミスは簡単に回避可能です。
適切なMVNO選択は、4つのポイントを意識するだけでスムーズにできますよ。
- 3日制限がないこと(多くのMVNOにはデータ通信量の使用上限があります)
- 大容量プランを選ぶこと
- 通信速度に問題がないこと
- 高速通信のON/OFFがあること
3日制限とは、3日間内に使えるデータ通信量の上限が決まっていることです。この制限にかかると非常に通信速度が遅くなり、大容量のプランであっても、思う存分テザリングを利用することができず、イライラすることになります。
大容量プランは、自宅にWi-Fi環境がなく、PCを使う時などネットに接続する際は常にテザリングしている、というような方には必須です。
テザリングはほぼ外出先のみで、頻繁には利用しない、という方は通常の容量でも問題ありません。
通信速度に関しては、外的要因に影響されることが多いため(外出先でテザリングをする場合はとくに)、一概に、このMVNOなら間違いない、というものはありません。
テザリングの場合、通信速度の速さよりも、安定しているかどうかが重要になります。
高速通信のON/OFFは、高速通信と低速通信を切り替えられる機能です。低速通信だとデータ通信量は消費されないため、テザリングを利用する場合はONにして、それ以外の場合はOFFにするようにすれば、容量の浪費を防ぐことができます。
以上の条件に見合ったMVNOなら、テザリングが快適に利用できます。
ですが、現在数多くあるMVNOの中から自分に合ったものを見つけるのは、非常に労力がかかりますよね。
そこで、【スマホヤスタカ】がテザリングに最適なMVNOを厳選しました。
↓以下で紹介します
MVNOでテザリングするなら~オススメのMVNO~
DMMモバイル
- 大容量のプラン(10GB・15GB・20GB)があります。データ通信量に対しての月額料金が他MVNOをよりも割安なのもグッドです
- 高速通信のON/OFFが可能です
- データ通信量の追加チャージができます。いざという時に役立つオプション
- 回線速度はそこそこ安定しています
- 3日制限(366MB/3日)があります。が、DMMモバイルでは、高速通信がOFFになっている時、もしくは、残りのデータ通信量がない(0GB)時のみにかかる制限ですので、大容量プランの場合ほぼ問題ありません
OCNモバイルONE
- 500kbpsコース(15GB/月)があります。他のプランよりも通信速度は遅くなりますが、大容量の割に月額料金がとても安くお得(税込2,700円)。速度は速くなくとも、安定していますので、テザリング向きです
- 日割りコースもあります。110MB/日コースと170MB/日コース
- 3日制限はありません
- 高速通信のON/OFFが可能です
- 容量追加オプションがあります(540円)。500kbpsコースは0.5GB追加でき、高速通信が可能になります。3ヶ月間繰り越しもできます。
日割りコースは、当日のみ高速通信が使い放題になります。1日だけテザリングがどうしても必要になった、というような場合に非常に便利です
mineo(マイネオ)
- 3日制限はありません
- 高速通信のON/OFFが可能です
- 大容量プラン(10GB)があります
- 通信速度はMVNOでトップクラスに安定しています
- マルチキャリア(au系とドコモ系を持つ)MVNOですので、対応端末が豊富
- データ通信量の管理がしやすいサービスが充実しています。「パケットシェア」、「パケットギフト」、「フリータンク」など。テザリングを頻繁に行う方も安心です。
UQmobile
どうしてもauのiPhoneでそのまま乗り換えないといけなくて、かつ、テザリングが絶対に必要、という方にのみ選択肢になります。
まとめ:MVNOのテザリング
MVNOで快適なテザリングをするなら、上記のDMMモバイル・OCNモバイルONE・mineo(マイネオ)に乗り換えるのがベストです。
DMMモバイル・OCNモバイルONEは、「テザリングは頻繁に利用する」「もしものために必要だ」という方にとくにオススメします。
mineo(マイネオ)は、「ないよりはあったほうがよい」「もしかしたら使うかもしれない」という方にもオススメです。
何よりもこの3社の共通するメリットは、「柔軟性」があること。
テザリングを快適に利用できることに加え、キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)に比べ月額料金がはるかに安く、オプションやサービスも充実していますので、どなたでもスマホをお得に使うことができます。

重要なのは、端末が対応しているかどうかと適切なMVNO選び、の2点です。
これだけは注意してください