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格安スマホ/格安SIMで後悔した話
格安スマホ/格安SIMで後悔した!と嘆いている方をたまに見かけます。が、その後悔は、格安スマホ/格安SIMについてあまり知らずに乗り換えてしまった方ばかり。
でも実際はその逆で、「もっと早く乗り換えればよかった」と後悔する方がほとんどです。実は、格安スマホ/格安SIMに乗り換えるのは早ければ早いほどお得、って知っていますか?
友人に格安SIMを勧められながらも何もせずに1年経過
【良子さんの場合】
私はもっと早く格安SIMに乗り換えなかったことをひどく後悔しています。
今から1年以上も前になります。
私がまだ格安SIMについて何も知らない時でした。今思えばあの時の私はホントに未熟だったなあ。
それは、仕事帰りにとある飲み屋で同僚の友人と飲んでいた時のことでした。
その友人が嬉しそうに(ニヤニヤしながら)、スマホを私に見せてきて、
「ねっ、良子。このiPhoneだけど毎月いくらで使えてると思う?」
そんなの知らねーよ、と思いつつ私はテキトーに答えました。
「うーん…2,000円とか?」
「ええっ!どうして分かったの!?もしかして格安SIM使ってる?」
「いや、まあ、なんとなくだけど…格安SIMって何?」
「ふっふっふ、よくぞ訊いてくれました。格安SIMっていうのはね…」
それからは酔ってしまっていたせいかほとんど覚えていません。本当に話半分で友人の語りを聞いていました。ただ、スマホ代を安くできるのが格安SIMだということだけは分かりました。でも正直、あの時はどうでもいい気がしたし、まったく気にも留めていなかったのです。
それが今の大きな後悔に繋がることになるとは思いもしなかったものですから。
私が本格的に格安SIMについて調べ始めたのは、その日から数ヶ月後。
なぜいきなり乗り気になったのかと言いますと、
【期間限定販売のブランドものトートバッグを買えなかった!】
からです。そのブランドは、普段使っているアクセサリーや香水、ショルダーバッグなども全部同じにするほどのお気に入り。
でも、ちょうど私はその時、金欠状態だったのです。期間限定の期間はまさに限定で非常に短く、お金を用意する暇もなく終わってしまいました。
「ああ…」
今ではもう手に入れることができません。とても憂鬱な気分になって1週間ほど落ち込んでいました。(「期間限定」という言葉はなんて魅力的なのだろう…)
「…ああ、もっと節約していればなあ」
そこで、突然ピンっと思い出したのです。友人が言っていた「格安SIM」なるもののことを!
格安SIMに乗り換えると安くなる。でも…
もしスマホ代が2,000円になるのなら、今よりも6,000円以上も安くなることになります。しかし、果たして本当にそんなことができるのでしょうか。
私は疑心暗鬼になっていました。
毎月6,000円もスマホ代を節約できれば、今回のように期間限定品であっても買いそびれることはなくなるかもしれないのに、私は乗り換えるのをためらい続けていました。
なぜすぐに乗り換えなかったのでしょうか?
格安SIMをためらっていた要因は…
- なんか面倒に思える
- いろいろ難しそう
- “本当に”安くなるの?
- まともに使えるの?
- なんか詐欺のにおいがする…
といった漠然とした不安を抱えていたのです。
このような根拠のない不安を感じるのは私だけじゃないはずです。格安SIMに対しては誰もが、料金が安くなるメリットよりもデメリットのほうがはるかに上回るのではないか、と思ってしまうのです。
でも、これらの不安は杞憂でしかないんですよね。
そのことに私が気付くのは、それからさらに数ヶ月後でした。
デメリットを理解しておけば何の問題もありません
さらに調べていくと、私の不安は見事に払拭されました。
格安スマホ/格安SIMのキャリアとは違う点(デメリット)を見てみると、私には何の問題もないことがわかったのです。
格安スマホ/格安SIMと相性の良い人は、
- 通話はあまりせず、連絡手段はほとんどLINEばかり
- 外出先で動画を観ない
- 自宅ではWi-Fiに接続してスマホを使う。もしくはPCしか使わない
のような方ですね。
つまり、私は相性ピッタリなのでした。
「これはもう格安SIMに乗り換えるしかない!」
友人に格安SIMを勧められてから1年後。ようやく私は決意したのです。
格安SIMには、想像していたよりもずっと楽に乗り換えることができました。
乗り換えてからは、毎月のスマホ代は本当に2,000円未満!
何の不満もありません。非常に快適にスマホを利用できています。
もっと早く乗り換えればよかった…
もし、格安SIM に1年前に乗り換えていたら…
友人の話をよく聞いていて、あの後すぐに格安SIM に乗り換えていたら、
キャリアでの1年間の料金:8,000円×12ヶ月で、96,000円
格安SIMでの1年間の料金:2,000円×12ヶ月で、24,000円
なんと、1年で72,000円も浮かすことができたのです。
7万2千円があればいろんなことに使えますよね。私の場合、あの時買い逃した期間限定のトートバッグも手に入ったでしょうし、旅行にも行けたでしょう。また、古くなった家電製品を買い替えることもできたでしょう。
格安SIMに乗り換えるのが1年遅くなったことによって、お金を余計に消費し、あらゆる機会を逃してしまいました。
私は、今も格安SIMにすぐに乗り換えなかったことをひどく後悔しています。
私の後悔の要因をまとめると…
- 単純に多くのお金をキャリアに払い続けてしまった自分の不手際への苛立ち
- 安く使える方法(格安SIM)を知っていながらも、1年も先延ばしにしたこと
- 友人の勧めを話半分で聞いていた自分の不誠実さ
- 泣く泣く欲しいものを諦めたこと(今はもう手に入らない)
以上から、私が声を大にして伝えたいのは、
「格安SIMについてよく分かっていなくても、とにかくとりあえず今すぐに乗り換えたほうがいい!」
ということです。(特に1年前の自分に言ってやりたい!)
安く快適にスマホが使えるのならそれに越したことはありませんから。
今はとりあえず浮いたお金で友人にご飯をおごろうかな…
格安スマホ/格安SIMに乗り換えるのは早いほどお得
上記の良子さんの後悔エピソードからも分かる通り、格安スマホ/格安SIMにはできるだけ早く乗り換えたほうが損しなくて済みます。
もしこれが1年でなく、10年だった場合、または家族だった場合を考えてみてください。
1人あたり1年で72,000円節約できるとしたら、10年で720,000円になります。また、4人家族だと、72万円×4人で2,880,000円も節約できます。
288万円もあれば、新車が普通に買えるほどの差額です。
この金額差を考えれば、キャリアと格安SIMはどちらが良いのか明白です。
格安スマホ/格安SIMのデメリットの対策手段を参考にして、よりスムーズにお得に乗り換えましょう。
→キャリアメールがなくても問題なくなる代替方法
→よりお得に通話料金を節約する方法
→回線速度が良好な格安スマホ/格安SIMを選ぶ方法
人が格安スマホ/格安SIMに乗り換えない理由
良子さんの話でも挙げられていましたが、格安スマホ/格安SIMに乗り換えるのをためらうのは、根拠のない「先入観」が邪魔をしているからです。
- なんか面倒に思える
- いろいろ難しそう
- “本当に”安くなるの?
- まともに使えるの?
- なんか詐欺のにおいがする…
といった理由は、格安スマホ/格安SIMが何のことだかさっぱり分からなくて尻込みしている方の典型的な思考パターンです。
上記に加え、以下のような理由もよく聞きます。
- 貧乏くさい
- 恥ずかしい
- 端末補償がない
- 回線速度が遅い
- キャリアでも問題ないし!
- 大手キャリアには安心感があるし!
- 別にお金に困ってないし!
- (クレジットカードを持っていない)
これまたとんでもない理由です。
まず、本当のお金持ちほど無駄なものにはお金をかけません。お金がないならなおさらで、欲しいものがあるならなおのことです。節約できるものを節約するのは当たり前。貧乏くさいとか恥ずかしいとか考えるのは自意識過剰です。
端末補償はあります。それに、スマホが故障・損壊した時に費用がかかるのはキャリアも格安SIMも同じです。元々の価格が安い格安スマホなら、それほど手痛い出費にはなりませんし、キャリアの端末とは違って、気軽に買い直すこともできます。
回線速度はキャリアよりも遅いです。しかし、動画を観たりゲームをしたりしなければ問題ありません。
→回線速度の遅さを解消するには…
キャリアは問題ありまくりです。どうしてキャリアを信用していられるのですか?と言いたくなります。月額料金の高さと2年縛りシステム。これだけでどう譲っても信用におけるものではありません。スマホに一体何が必要で、「安心」を求めているのでしょう。その「安心」は、高い月額料金に見合っていますか?
お金に困っていないのなら、特に何も言うことはありません。しかし、このような方ほど「格安SIMが気になって仕方がない人」に思えるのは気のせいでしょうか。それに、高い月額料金を払えるとか払えないとかは関係ありません。
クレジットカードは簡単に作れます。そこは問題ではありませんのでご安心を。
格安スマホ/格安SIMのことを不信に思ってしまうのはよく知らないからです。本来、不信に思うべきはキャリアのほう。あんなにも高い料金で信用されてしまっているのがおかしいのです。基本的に人は未知のものや知識のないことに対しては、否定的な傾向にあります。
否定的な先入観を持ち続けるのは、不利益を被る要因となるだけです。
格安SIMを使っていても絶対に人にオススメしないという方もいます
自分は格安SIMを使っているのに絶対に人に勧めない方もいます。
その理由は「格安スマホ/格安SIMには人によって合う合わないがあって、一概には誰もがお得になるとは言えないから」。…ではなく、以下の通りです。
- 乗り換える人が増えると、希少価値が下がるから
- 「自分だけ」得して、優越感に浸りたいから
- 人が増えると回線速度が遅くなるから
- 何も考えずに(何の理解もなく)乗り換えた人が不平不満を言って、格安SIMに対する評価を下げてしまうことを避けるため
格安SIMに満足しているからこそ、こう考えてしまうのだと思いますね。確かに、この理由には賛同・共感できます。誰もが自分の好きなモノを独り占めしたいですし、好きなモノを他人に否定されたくないでしょうから。
これらに関連して、良子さんの後日談を一つ挙げておきましょう。
【良子さんの場合・後日談】
スマホ代を2,000円未満にできた私は、非常に愉快な気分になって、あの時の友人のように仕事終わりに同僚の数人に報告してみました。
「みんなは格安SIMって知ってる?今使ってるんだけどかなり安くてオススメだよ!」
すると、みんなはどんな反応したと思いますか?
なんと、明らかに憐れんだ目で見られました。
あれは間違いなく、「ああ、良子はお金がなくて困ってるんだな」「良子は貧乏だったのか、可哀そうに」「…きも」と思っている目でしたね。所詮、周りの認識なんてそんなものだよね。…私だって最初はそんな感じだったし(でもあの時は酔ってたから!)。
友人にもう一度謝りたくなっただけでした。もう誰にもおすすめしたくないです…
これ(憐れんだ目で見られたり貧乏だと思われたり)に対抗してか、ネット上では、格安SIMユーザー(私と同じような目にあったかもしれない人)は、キャリアユーザーをネットスラングの“情弱”という言葉(“情報弱者”の略)で罵っているようです。
私は、別に優位に立ちたいとか周りの人を蔑みたいとか思ってる訳じゃないんだけどな…。
「良いものはみんなに教えたくなる!知ってほしい!分かち合いたい!」
これって別に全然おかしくないですよね?
まずは乗り換えてから考えましょう
格安スマホ/格安SIMに対して否定的なのは、ほとんど乗り換えたことがない人ばかりです。逆に言えば、乗り換えた人のほとんどは満足しています。
良子さんも言っていましたが、
「格安SIMについてよく分かっていなくても、とにかくとりあえず今すぐに乗り換えたほうがいい!」
というのは誇張表現でもなんでもありません。
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