今は、高校生にもなればスマホを持っているのは当たり前、という時代です。とは言うものの、やはり高いものは高いですよね。一人だけならまだしも、とくに兄弟姉妹がいる場合は、お金のかかり方が尋常ではありません。最近のスマホは、手ごろなパソコンよりも高いですし、そのうえ、維持費もかかり続けるのですから、目も当てられない状態になるのは簡単に想像がつきます。
しかし、時代がスマホを必須としています。今やスマホは、高校生でなくとも、コミュニケーション手段として欠かせないものとなりました。持たせることそのものには何の反対もないのだけれど、「せめてもう少し安ければ快く持たせてあげられるのに」「もう少し安く持たせられる方法があれば今すぐに変えたい」と思っている方は多いです。
そんな高校生の子をもつ親御さんのために、スマホを高く持たせる方法と安く持たせる方法を紹介します。二つの方法を比較することで、いかに高く持たせてあげてしまっていたか、こんなにも安く持たせられる方法があったのか、ということに気付けるはずです。スマホは、安く賢く持たせてあげましょう。
高く持たせる方法
- キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)と契約する
- 最新機種を購入する
- データ通信容量を「標準」かそれ以上にする
- 通話し放題プランにする
- 余計なオプションを付ける
上記をすべて実行しつつ、ドコモで契約した場合で、実際の料金を見てみましょう。
【ドコモ】(税込)
・端末価格:Galaxy S7 edge SC-02H 93,960円 分割支払額3,915円×24ヶ月
・24回払い 2年間の定期契約あり
・カケホーダイプラン:2,916円
・データMパック(5GB):5,400円
・spモード:324円
・月々サポート(24ヶ月):-1,215円割引
・U25応援割:-540円割引
・オプションパック:432円
これで、
1~24ヶ月目:11,232円/月
25ヶ月目~:8,532円/月
となります。U25応援割という25歳以下の方が対象の割引サービスを適用させてもこの月額料金です。高すぎますよね。高校3年間でスマホ代だけに、371,952円も支払わないといけないことになりますから。
安く持たせる方法
- 「格安スマホ」にするか、「格安SIM」にMNP(乗り換え)する
これだけです。これだけでキャリアと契約するよりも比較にならないほどお得にスマホを使えるようになります。実際の料金はどれくらいなのか、MVNO(格安スマホ・格安SIMを販売する会社)の中でも評判の良いmineo(マイネオ)で契約した場合を見てみましょう。
【mineo】(税込)
・端末価格:Zenfone Go 一括21,384円 分割891円/月×24ヶ月
・Aプラン:デュアルタイプ(データ通信+音声通話)3GB:1,631円/月
これで、
1~24ヶ月目:2,522円/月
25ヶ月目~:1,631円/月
です。ドコモの月額料金から考えると相当に安いことが分かります。3年間mineoだった場合は、80,100円に抑えられますので、ドコモの場合よりも30万円近く節約できることになります。この料金なら、スマホを気軽に持たせてあげられる範囲ですよね。
もうすでにスマホを持たせている場合は、「格安SIM」にMNPするだけで、本体はそのままで安く使えるようになります。SIMカードを格安SIMカードに変更するだけですので、非常にお手軽です。その場合、本体代はもちろんかかりませんので、初月から1,631円で使えます。
まとめ:高校生にスマホを持たせる
高校生であればアルバイトをすることもできますので、月2,000円前後だったら、子どものアルバイト代だけでも十分に払えますからね。いろいろな意味で、「格安SIM」はありがたい存在ですよね。
これまで、スマホを使うにはキャリアしか選択肢がなかったのです。そのためキャリアは内訳の不明瞭な高額な料金設定でも強気で提示し続けられたのです。しかし、それももう終わりです。これから格安SIMがより普及すれば、キャリアも今のままではいられなくなるでしょうから。少しでも多くの人が、キャリアの価格設定に疑問を持ち、格安SIMという手段に切り替えれば、これ以上キャリアの犠牲になる人は減っていくでしょう。
その一歩として、高校生の子には、「格安スマホ」「格安SIM」を持たせてあげてください。家計にやさしいだけでなく、日本の携帯市場を変えるきっかけになり得るのですから。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。