スマホって非常に壊れやすいですよね。不注意で落としてしまって液晶画面が割れたり、電源が突然入らなくなったりなどなど。自分の不注意が原因ならまだしも、理由の分からない故障に大きな修理費用がかかってしまうのはどうにも納得がいきません。
そして、費用だけでなく時間も手間も掛かります。スマホの故障はいろんな面でコストがかかってしまいますよね。
それを避けるために、キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)は月額補償サポートを用意しているのですが、あれはほぼスマホが壊れることが前提であるかのように、当然に加入するべきもの、とされています。もしものために、と言われれば聞こえは良いですが、いくらスマホが壊れやすいとはいえ、来るかわからないその時のためにお金を払い続けるのも納得がいきません。
修理してもらうべきか、本体を買い替えるべきか
愛着のあるスマホなら修理してでも使い続けたいかもしれませんが、そこまでこだわりはないスマホだけれど、修理代にけっこうな金額がかかってしまう場合はどうするのが最善なのでしょうか。
目安となるのは、修理費用と本体代金。どちらがどのくらい高ければ、修理したほうがいいのか、買い替えたほうがいいのか、判断できるはずです。修理費用ですが、基本的に10,000円は超えます。キャリアの補償サポートに入っている場合は、修理費用自体は安く済みますが、月額料金を払っていることを忘れてはいけません。
さらに、キャリアでの修理はデータが消えしまう危険性があります。スマホの操作ができないほどの故障だと、データを初期化するか本体ごと取り替えてしまうので、確実にデータは消えてしまいます。
スマホのデータをバックアップできるかどうかによっても判断は変わってきます。操作ができればバックアップができますから、修理に出したほうが安く済むでしょう。キャリアの補償サポートに入っているなら、なおさらです。
操作できないほどの破損であれば、修理費用は跳ね上がります。スマホ本体代くらいになってしまうことも少なくありません。その場合、修理するよりも新しく本体を買い替えたほうが損失は少ないでしょう。
むしろ、スマホの故障を機に思い切って買い替えたほうが気分的にも楽かもしれません。修理する場合は、修理時間も考慮しなくてはなりませんから、その意味でも「高い」時間的費用がかかってしまいます。時間とお金、そして、新しくスマホが必要か、を総合的に考えて判断するのがベストでしょう。
新しくスマホを購入するなら「格安スマホ」
ここで問題となるのは、スマホの価格ですよね。本体代金が高くなければ、悩む必要もありません。修理代金に近いか、それよりも安くスマホを買いたいなら、「格安スマホ」がオススメです。
格安スマホは、MVNO(格安SIMを提供する会社)が販売する、格安SIMカードを挿入した低価格のスマホのことです。格安スマホに買い替えれば、キャリアでは絶対に実現できないような本体価格と月額料金でスマホを使用することができます。故障する前よりもおトクになること間違いなしですよ。
人気のMVNOであるmineo(マイネオ)の格安スマホを例に見てみましょう。
・端末価格(税込)
arrows M03:一括34,344円 分割1,431円/月×24ヶ月
HUAWEI P9 lite:一括29,808円 分割1,242円/月×24ヶ月
Zenfone Go:一括21,384円 分割891円/月×24ヶ月
非常に低価格ですが、機能やデザイン、使い心地ともに何ら問題ありません。続いて、月額料金です。
Dプラン(税込)
・デュアルタイプ(データ通信+音声通話)
500MB:1,512円/月
1GB:1,620円/月
3GB:1,728円/月
5GB:2,462円/月
10GB:3,477円/月
スマホ代金と月額料金を足しても、ほとんどの場合にキャリアのスマホ修理代よりも安くなるはずです。今後もスマホを使い続けることを考えたら、格安スマホに買い替えたほうが総合費用は、はるかに安く抑えられます。
まとめ:スマホ修理の「高い」について
「高い」には、金額の問題だけではなく、時間や手間、労力、将来性を含めて考えた場合を言います。何とか修理できたとしても、古いスマホだとまたすぐに壊れてしまうかもしれませんし、修理額はそんなに高くなくても、修理してしまうと、これからも使い続けなきゃならない、という気持ちになってしまいます。愛着のあるスマホであってもいつかは使えなくなる時が来ます。
スマホが故障したり壊れたりしたときは、むしろ、チャンスだと思ったほうが前向きですし、経済的にも非常にお得です。スマホを買い替えるという選択肢が来なければ、「格安スマホ」という存在に気付くこともなく、キャリアに高い料金を支払い続けていた未来があったのです。
もちろん、スマホを新たに購入するという手間とお金はかかってしまいますが、それはこれからのための「高い」授業料だと思えば、納得できる気がしませんか?