「高い」スマホ・「安い」スマホ
SIMフリーとは、キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)によるSIMロックのかかっていない状態のことを指します。キャリアのスマホにはすべてSIMロックがかけられていて、契約したキャリアのみでしか使えないように制限されているのです。
では、SIMフリーであることのメリットは何でしょうか。
まずは、他のキャリアでも契約できること。
それから、「格安SIM」にMNP(乗り換え)できること。これが最大の利点です。SIMフリーであれば、どのMVNO(格安SIMを販売する会社)とも契約できますから、スマホを格安で使えるようになります。多くの方が格安SIMに乗り換えるために、SIMロック解除したり、SIMフリースマホを購入したりします。
ですが、SIMフリーのスマートフォンは実質、一般販売ではiPhoneしかありません。iPhoneにこだわりがあって使い続けているという方は問題ないかもしれませんが、iPhoneは「高い」スマホに分類されますから、ためらってしまう方も多いしょう。
iPhoneの公式価格(税込)
【iPhone6s】
16GB:85,104円
32GB:96,984円
128GB:109,944円
【iPhone SE】
16GB:51,624円
64GB:64,584円
iPhone SEであれば、許容範囲内かもしれませんが、6sのほうは、やはり高いです。「安い」スマホを手に入れることができれば、何のためらいもなく「格安SIM」に乗り換えられるのに!という方は、「格安スマホ」を検討してみましょう。
「格安スマホ」は、MVNOの販売する格安SIMが挿入された低価格のスマホです。格安SIMに手っ取り早く乗り換えたい方にオススメです。端末自体の安さと格安SIMの料金の安さが合わさって、現状では、一番お得なスマホの使用方法になります。もちろん、格安スマホはSIMフリー端末ですから、もしキャリアに戻りたいときや他のMVNOに変えたいときも簡単に乗り換えられます。
iPhoneにこだわりがあるなら、公式サイトでiPhoneを購入し、格安SIMを契約するのがベストですし、端末にこだわりがなければ、格安スマホをMVNOと契約時に購入するのがベストです。
「安い」SIMフリースマホを選ぶなら、格安スマホ一択になりますね。
「格安スマホ」の価格(税込)
arrows M03:一括34,344円 分割1,431円/月×24ヶ月
HUAWEI P9 lite:一括29,808円 分割1,242円/月×24ヶ月
Zenfone Go:一括21,384円 分割891円/月×24ヶ月
他にもいくつか種類がありますが、特にこの3機種が人気です。iPhoneやキャリアのスマホに比べて相当安いことが分かります。
現在、MVNO間の価格競争が激しいため、これからも格安スマホはどんどん増えてくるので、より安くスマホを使えるようになるでしょう。
まとめ:スマホの「高い」と「安い」
スマホ端末代金だけを見て、一概に「高い」とは決められません。そのスマホの月額料金を含めて高いか安いか判断すべきなのです。その点、キャリアにおいて、「安い」端末を購入したとしても、月額料金はかなり高くなりますから、安いとは言い難いです。
逆に、一般的に「高い」とされているiPhoneを購入したとしても、格安SIMに乗り換えれば、「安い」スマホと言えます。
そして、「安い」端末と「安い」月額料金の格安SIMが組み合わされば、それは間違いなく、「安い」スマホです。
つまり、キャリアで契約してしまってはどんな方法でも安くスマホを使うことはできないということです。「格安SIM」にすれば、どんな端末であっても、安くスマホを使うことが可能なのです。「安い」スマホを使いたいのなら、まずキャリアを解約しましょう。