ドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」は格安SIM(MVNO)、特に楽天をつぶしにきた!?

ドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」




携帯料金の値下げは今の菅総理大臣が、官房長官だった2018年8月ごろから突然、議論され始めましたよね。

しかし、いつまで経ってもまともに値下げされたプランは提示されず、高止まりしたまま。
本体値引きや2年縛りに規制がかけられたのは良いことですが、プランのわかりにくさは変わらず、実質はほとんど安くなっていないものでした。

そんな背景があり、どうせ今回も大して期待はしていなかったのですが・・・ドコモがどうやら本気を出したようです(笑)

ドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」はシンプルで安い!

えっ!!やればできるじゃん!
こんなプランできるなら最初からやってよ~というレベルのリーズナブルさ。

ドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」

月額料金:月額2,980円(税抜)※面倒な条件なし
しかも、20GB + 超過後1Mbps
5分以内の国内通話無料
海外ローミングの追加料金なし
すべて無料「新規契約事務手数料」「機種変更手数料、「MNP転出手数料」
2年定期契約や解約金もなし

●必要な人にとってはデメリット●
申込はオンラインのみ
キャリアメールは使えない
(出典:docomo報道発表資料

大手キャリアがここまでユーザー目線に立ったのは歴史上初めてレベル。
業界が大きく動くはず。

もちろん、実際のサービス品質は始まってみないとわからないところですが、auとソフトバンクも間違いなく追従してくるはずですから、楽しみですね。

格安SIM(格安スマホ)を販売しているMVNOは対抗できるのでしょうか。
現時点での予想も含めて比較してみました!

ahamo(アハモ)と他社(MVNO)を比較

20GB+5分通話定額の場合※税別

ドコモのahamo:2980円
UQモバイル:4680円(10分かけ放題)⇒対抗して値下げしてきそう
Y!モバイル:4480円(10分かけ放題)⇒対抗して値下げしてきそう
楽天モバイル:2980円(使い放題)⇒対抗できるの?

楽天は厳しいですね~
UN-LIMIT 1年無料が終わったら、一気にahamo(アハモ)に流れそうな気がします。

ahamo(アハモ)を踏まえて容量別の最適解を考えると…(現時点)

月1 GB以下でいい⇒好きなMVNOで!

データ専用SIMで月500~800円、音声通話SIMで月1,000~1,500円といったところですね。
イオンモバイル、b-mobile、llJmio、LINEモバイル、mineoなど

容量1 GB以下でいいという方には、ドコモのahamo(アハモ)は高く感じますね。
2,980円といっても税込で3,278円ですから、このぐらいの容量で良い人は好きなMVNOのままでいいと思います。
でも、1 GBってWi-Fiのないところで使うとすぐに超過してしまうので、これを機に乗り換えちゃう人も出そうです。

月3GBでいい⇒3GB コースのあるMVNOで!

契約者が一番多いメインのプランですね。
データ専用SIMで月900~1,000円、音声通話SIMで1,400~2,000円前後といったところ。
LINEモバイル、mineo、BIGLOBEモバイル、OCNモバイルONE、UQモバイルなど

この月3GBで良いユーザーも好きなMVNOで良いでしょう。
特に、UQモバイルは少し料金が高めな分、3GB超過後の速度が【300kbps】と少しだけ早いですし、データ通信の品質・安定度も高いです。
(出典:2020年3月格安SIMサービスの満足度調査

まだ2,000円以下なので、今使っているsimのままという人が多いはずです。

月5GBぐらいは欲しい⇒事情に応じて

3大キャリアの標準的なプランがこの5ギガです。
音声通話SIMで2,000円前後。
DTI SIM、イオンモバイル、ビッグローブモバイル、楽天モバイル、ロケットモバイル、HISモバイル、OCNモバイル、b-mobile、LINEモバイル

この層のユーザーは、かなりの数がドコモのahamo(アハモ)に乗り換えると予想します。
2,000円前後といっても、かけ放題が別オプションになっているからですね。
さらに、たまに容量オーバーする人が「容量は多いに越したことはないよね」と考えるのも当然です。

10~30 GB⇒ドコモのahamo(アハモ)がベストチョイス

この容量を希望するユーザーはごっそりドコモのドコモのahamo(アハモ)に持っていかれるでしょう。
3000円前後で5分以内の国内通話無料なのは、なかなか対抗できないでしょう。

さらに、20GBの超過後も1Mbpsですから、圧倒的です。

50GB〜使い放題⇒ドコモ/au/ソフトバンクの大容量プラン

使用量が多いユーザーは、速度や回線品質まで考えると3大キャリア一択になりますね。
使う量が多ければ多いほど、回線速度の安定性が気になるはずですから、ここは多少高くても3大キャリアがおすすめです。

まとめ

ドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」が品質や安定性に落とし穴がなければ、通信業界を大きく揺るがす状況になりそうです。

そもそも、民間企業の事業内容について政府が口を出すこと自体がおかしいのではと思っていましたが、今回ドコモの本気によって、日本国民全体に恩恵が期待できそうな雰囲気です。

「ahamo(アハモ)」の開始は2021年3月からということですから、それまでにau/ソフトバンク、その他MVNOがどう対抗するのか見物ですね。

ドコモ光などとの固定回線とのセット割引はあるのか、なども判明次第、追記していきます!!